分解レポ・・・長いですスミマセン

うま研

2010年03月09日 23:23


撮影カメラNikonS620

手に入れてみたら・・・SMC TAKUMAR なんとカビだらけ&汚れまみれ。
なんて悲しい出来事はありませんか?

私はよくありますw(^_^;)




後ろ玉もご覧の通り。

SMCはコーティングがシッカリしているのと、日本のM42マウントは設計がシンプルなので
今回は分解して掃除してみたいと思います。




まずブロアで埃を飛ばした後、優しく筆でもさっさと除去。




柔らかい、めがね用ウエスに溶剤(油分解系)をつけて優しく拭きます。




それだけであらま!結構綺麗に。




でもよーく見ると・・・




カビがレンズの内側に。




ゴムのレンズオープナーを使って名盤リングを外します




こんな感じになります。




さらにサイズの違うオープナーで外して行きます。




あれま!ユニットごと取れてしまいました。




このユニットをさらに分解しますが、メーカーによっては接着溶剤が点けられていててこずる場合もあります。

手がすべるのと持ちにくいのもありゴム手袋でシッカリ固定してまたレンズオープナーで。




こんな感じにレンズストッパーが取れます。

コツは極力「カニメレンチ」を使わない事です。

といっても自分持って無いので使えないのですが・・


注意!レンズオープナーはゴム製ですがレンズ面に強くおしあてるとコーティングを痛める原因になります。




さてココからは、このレンズサッカーが活躍。




こんな感じで吸いつけて・・




オープン!!




そして裏返してカビ退治をします!!




カビをやっつけるのはウチの場合はオキシドールです。エタノール使う人もいますね。

どちらにしてもコーティングを痛めないものを選ぶのが最低条件です。




麺棒でやさしく~~~




どうでしょう~綺麗になりましたね。




ユニットに戻して、さらにレンズボディにも戻します。




次は後ろ玉。

こちらも拭いただけで結構綺麗になりましたが中にカビが残ってます。
やっぱりゴムのレンズオープナーで・・・




開けました!




後ろ球も前と同じようにユニットで取れてしまいました。

別に悪いわけじゃありませんむしろ楽な場合が多いです。




カビがいますので、前玉と同じように拭きとります!




除去!!!




そしてユニットに戻しボディに戻し~完成~~!

所要時間は50分くらい?今回はドライバー一本も使わない超簡単なレンズでした。

我流ですので、やってみる方は自己責任でお願いします(^_^;)

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